初心者の方向け！名刺作りのポイント

名刺の役割とは？

名刺の役割とはなんでしょうか？
電子化やオンラインでのやり取りが主流になりつつある昨今ですが、対面でのビジネスシーンでは今も欠かせない自己紹介ツールです。

企業名・氏名・連絡先といった基本的な情報を伝えることはもちろん、これからお仕事をともにする方とのコミュニケーションの一歩にもなります。
大切な一歩だからこそ、「受け取った側がどう感じるのか」「どんな印象をもってもらいたいのか」はきちんと意識しておきたいですね。
そんな「名刺の役割」を大切にに名刺作りを進めていきましょう。

名刺に載せる情報の検討

デザイン作りに入る前に、まずは名刺に載せたい情報について整理しましょう。
相手に自分のことを知ってもらおうとして情報をたくさん載せすぎてしまうと、本当に知ってもらいたい情報の印象が薄くなってしまいがちです。
情報量によっては名刺を両面印刷にして、表面に載せたいもの、裏面に載せたいもので分けて整理しておくと良いかもしれません。
両面印刷を選択したとしても、限られた枠であることには違いありませんので、出来るだけ情報は絞り込んでおきたいですね。

職種や役職によって、必要な情報は違ってきますが、以下では一般的な名刺で載せることの多い情報をまとめてみました。
参考に検討してみてください。

＜主な情報＞
・企業名
・氏名（お好みでフリガナ）
・肩書
・住所
・電話番号
・メールアドレス

＜補足情報＞
・会社のロゴ
・ホームページのURL
・SNSのQR
・実績や資格
・サービスの紹介

サイズや向きの決定

前項で「名刺に載せる情報」が決まったら、次にサイズや向き（縦向き・横向き）を決めていきましょう。
名刺に載せる情報の量・内容によって、適切なサイズや向きが変わりますが、まずは一般的な名刺サイズをご存知でしょうか？

日本では、55x91mmのサイズが一般的で、おもに縦型と横型の2タイプがあります。
また、縦型にも横型にもそれぞれメリット・デメリットがありますので、向きでお悩みの方は以下を参考にしてみてください。

●縦型の特徴
・日本で古くから使用されてきたタイプ
・フォーマルな場で使われることも多い
・堅実・硬派な印象
・縦書きにすると英数字が読みづらい
・情報量が多い場合、全体のバランスをとるのが難しく工夫が必要

●横型の特徴
・現在よく使われているタイプ
・横書きで広くスペースが使えるので英数字が読みやすい
・文字が共通して左から右へ並ぶので可読性が高い
・レイアウトの自由が利きやすい
・よく使われているタイプなので他の名刺から目立たせたい場合は工夫が必要

個性的でインパクトのある名刺を作りたい場合には、正方形や角丸、変形型で作成することもできますよ。
ケイデザインでは、イラストにマッチする正方形の名刺を採用しています。（下記は裏面のイメージ）

デザインのコツとアイディア

いよいよ名刺のデザインを決めよう！という段階にきましたが、最初から具体的にイメージができている場合は少ないですよね。
ゼロベースからデザインのアイディアを浮かべるのはとても難しいと思います。
そんな時のために、デザインの指針を決めるためのいくつかの方法をご紹介します。

・身近にあるチラシやパッケージをチェックして、自分の好きなデザインや配色を把握する
・これまでに受け取った名刺や印刷所のサイトを見てイメージを膨らませる
・同業種の名刺傾向をリサーチして参考にする（まったく同じデザインはNG）
・（ロゴがある場合）ロゴの配色やデザインを取り入れる

何も把握出来ていないままデザインのオーダーをする前に、少しでも自分の好みや同業種の名刺傾向を意識しておきましょう。
名刺を作る中で「本当にこれで大丈夫かな？」と迷いが出る瞬間があるかもしれません。
作りたい名刺デザインがはっきりとしていると、きっと仕上がりまで満足のできる名刺作りができることでしょう。