イベントなどで配布されるノベルティ。いろんなものがありますよね。
販促・PRや記念品など、配るアイテムに各お店や企業独自の
ワンポイントをプリントして、オリジナリティを出しています。
ただ、「ノベルティ」とひとくくりになることも多いですが、
目的と用途によって意味合いやプリントする内容がかわります。
これから作るとき、なんとなく「コレでいい?」にならないために、
ノベルティを作るうえで知っておくとよいことを
・基本知識『ノベルティを作る!【意図&目的編】』
・制作ステップ『ノベルティを作る!【実践編】』
の2回に分けてお伝えしていきます。
そのノベルティは何のために作る?
一言で「ノベルティ」とはいっても、その用途・目的によって内容は異なります。
〇 販促品 … 販促したい商品・内容の直接購入・誘導を促すモノ
〇 ノベルティ … 商品やサービスの認知度UP、イメージアップ
(だから、名入れするアイテムが多い)
〇 記念品 … 節目のタイミングにお祝いや感謝の気持ちを込める贈り物
(バラマキではない)
〇 景品・おまけ … 商品を購入したら貰えるモノ
〇 粗品 …ご挨拶の際や感謝の気持ちを表す贈り物
(感謝の意味合いが強い)
〇 試供品 …対象の商品が無料で試せるサンプル
このように配布する目的の違いによって、厳密には呼び方・意味合いも違ってきます。
何の目的でこれからノベルティを作ろうとしているのかを考えれば、
ノベルティに使用するアイテムとそれにプリントする内容も決めやすくなります。
ノベルティに選ぶアイテムとプリント内容は?
目的によって作られる意図・目的が異なるノベルティですが、
ざっくりと3つのくくりに分けられます。
①:企業(お店)の認知度を上げるためのもの。
・販促品 ・ノベルティ
②:贈り物としてお渡しするもの。
・記念品 ・粗品
③:商品そのもののPR
・景品 ・試供品
①の場合は、お店や企業名を知ってもらうことを目的に作られます。
長期的に多くの方への配布用として、携帯性の高いものや表立って持ち歩いてもらえるようなもの、コンパクトなサイズのものや流通性の高いものが選ばれます。
そのアイテムにロゴや企業(店舗)名のみを印字した、シンプルな仕上がりのものが多く好まれます。
一方で、②の場合ような贈り物としての意味合いを持つものは、
配布者の意図や嗜好で文具などの通常使いできるものから保存性の高い装飾品、
ときには飲食品のようなものまで、様々なアイテムのなかから選ばれます。
その場、その時かぎりでお渡しするケースが多いので、プリント内容も時期や記念名が刻まれます。
③の場合は、サブPRの要素が含まれています。
試供品は「試しに使ってみてほしい」という、❝おまけ❞の要素と次の購買に繋げる
販促の意味がこめられています。
景品もそれが企業(店舗)の既存の商品であれば、先と同様の関連がなくとも
贈り手の刻印入りアイテムであれば①のような意味合いが含まれます。
刻印はほとんどの場合、企業(店舗)名が入ります。
また、試供品に関しては❝試供品❞と印字することで転売を防ぐことにもつながります。
上記3点のいずれも用途・目的に違いはあれど、
企業(店舗)を知ってもらうためのツールであることは共通しています。
さらに3つの分け方も絶対ではなく、時と場合によって①と③、②と③など
目的や意図があわさったアイテムを作ることもあります。
ノベルティを作る際には、最初に「何のために作るノベルティか?」を
しっかり見定めて取り掛かることで、レイアウトイメージやアイテム選びなど
その後の進行がスムーズになります。
【まとめ】
企業やお店から私たちへのPRやメッセージが込められたノベルティ。
普段私たちは何となく受け取っているものですが、
アイテムの種類や印字内容などに少しだけ意識を向けてみてはいかがでしょうか?
印象に残ったものや貰ってうれしかったアイテムを覚えておくと、
自分たちが次に作る際に活かせるかもしれません。
もちろん、私たちもご相談によって色々なご提案やアドバイスをさせていただいていますので、
ノベルティ作りが難しそうならお気軽にご相談くださいね。
かんがるーの次回のブログは、実際にノベルティを作るときの【実践編】です。
企画の時点で考えることや注意点についてお伝えします。